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個人が講師となって専門知識や技能をインターネット上で教える新たなeラーニングが活況を見せています。こうしたeラーニングを運営する企業では、サービス向上のために講師や受講生に授業の映像配信を提供できるシステムを取り入れたいと考えるでしょう。この要望に応えられるのが、ウェビナー(ライブ・オンデマンド)配信サービスです。
近年、オンラインで自分のもっている知識を提供して収入を得ようとする人や、逆に自己啓発のために特定の専門知識を習得したい人が増えています。こうした需要から、両者を結んでインターネット上で授業を提供するさまざまな事業が展開されています。
典型的なのは、講師を務めたい人と知識を得たい人の双方が登録して、受講生が講師を選んで授業を受けられるeラーニングサービスです。また、自分の空き時間をサイドビジネスとして活用できる新たなサービスも登場しています。講師を務めたい人が、自らの専門技能を習得したい人を募集し、それに興味をもった人が受講を申し込んで授業料を支払い、マンツーマンのレッスンを受けられるという仕組みです。
いずれのサービスも、専門知識をもっている人であれば気軽に講師になれるのが特徴です。そのため受講できる科目が語学や料理だけでなく、ウェブ制作、ガーデニングなど、これまで以上に幅広くなっているといえます。講師には、長年の経験から得た高度で豊富な知識をもっている人もいるため、カルチャースクールとはひと味違った授業を受けられるのが魅力です。講師の専門性の高さと受講の手軽さが評判となり、テレビや新聞などのマスコミでも取り上げられるほど急速に脚光を浴びるようになっています。
講師がネットで授業を提供するときは、テキスト教材を配布するほかに、映像を使った配信も行います。実は、この映像配信が講師にとってネックとなっているのです。
映像配信をするには、講師自身で最適なサービスを見つけて契約をしなければなりません。マンツーマンのレッスンであれば、無料のビデオチャットを使えば事足ります。しかし、不特定多数の受講生を対象とした授業の場合、無料通話サービスでは同時配信できる人数が少ないため、一度に大勢の人へ映像を配信できません。ITに詳しくない人は、慣れない映像配信の準備が重荷になって、講師活動を思うように進められないのです。
講師活動を支援する企業にとって、授業に必要な映像配信を提供する取り組みは、サービス向上につながります。しかしながら、自社専用のビデオチャットシステムを開発しようとすると多額の費用を捻出しなければならず、サービスを提供するまでに時間もかかります。むしろ、映像配信のできるサービスと提携したほうが、高機能で使いやすいシステムを講師に提供でき、費用対効果の面でも得策といえるでしょう。
ウェビナー(ライブ・オンデマンド)配信サービスは、こうした要求に応えられる映像配信システムです。たとえば、映像は複数の人に同時配信できるので、人数を気にする必要はありません。さらにライブ配信だけでなく、好きな時間に視聴できるオンデマンドでの配信も可能です。映像配信時は、関連するテキストのダウンロードもできるので、映像を見ながら関連資料の配布ができるのもウェビナー(ライブ・オンデマンド)配信サービスの長所です。
視聴に使用する端末の自由度が高いのも利点のひとつです。パソコン、スマートフォン、タブレット端末すべてに対応しているので、受講生の好みに合わせて端末を選べます。
ウェビナー(ライブ・オンデマンド)配信サービスの導入は講師にも大きな利便性を与えます。特に、ライブ配信のサポートを専門スタッフから受けられる点は大きいでしょう。きれいな映像で配信するには経験とノウハウが必要です。もし、運営会社の一室を使って撮影を行えれば、そこに専門スタッフを派遣して、授業の制作と配信を協力して進めることも可能です。
導入にあたっては、運営企業との間でサービス契約を結んだ後、講師への提供方法を検討していくことになります。提携が首尾よく進めば、自社のサービスを発展させる大きな一歩となるでしょう。多様化する個人講師サービスに、高機能な映像配信を提供できるウェビナー(ライブ・オンデマンド)配信サービスは大きな戦力となるに違いありません。